過去ログ - あずさ「運命の人って、信じますか?」
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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/19(金) 00:03:20.48 ID:BaguKkaS0



「だから、何度も言ってるじゃない。私は止める積り、無いですからね…もうっ、頑固ねぇ、お母さんにも伝えておいて、私、絶対にあきらめませんから」

何度目か分からない、実家からの電話。
事務所に掛けてこられたら、出ない訳にも行かないですものね。

「…お父さんの分からず屋」

「あずささん、今の電話…」

「あら?律子さん、聞いてたんですか」

「…聞くも何も、目の前ですよ」

私の所属するユニット、竜宮小町のプロデューサーさん、秋月律子さんが、苦笑いを浮かべています。

「あら…」

「実家からでしょう?」

「はい…」

私がアイドルになる、といった時、父は真っ先に反対しました。
将来のことを考えろ、とか…
でも、私はアイドル活動を通して、きっと運命の人に出会える。
そう信じています。
だから、その時が来るまで、私はアイドルを続けていたい。

「…運命の人、早く来てくれればいいのに…って、プロデューサーの私が言っちゃ駄目ですよね」

「もうっ、律子さん、意地悪言わないでください」

「そうよ!あずささん、抜け駆けは許さないですからね!」

いつの間にか、コーヒーカップを持った音無小鳥さんが、泣きそうな目でこちらを見ています。




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