過去ログ - あずさ「運命の人って、信じますか?」
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7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/19(金) 00:14:43.60 ID:BaguKkaS0


「ねえねえ、あずさお姉ちゃん、今日どしたの?メッチャご機嫌だね」

「うふふっ、分かる?亜美ちゃん」

「そりゃあ分かるわよ、さっきからニヤニヤしっぱなしじゃない」

「うふふっ、伊織ちゃん、実はね、今日プロデューサーさんにご飯に誘われたの〜」

「あら…あの朴念仁が」

「うんうん、こーらいにんじんのにーちゃんが…」

「漢方じゃないわよ!」

「あずささん!」

律子さんが、親指をグッと立ててこちらを見ています。
私も、それに微笑み返して、返事にしました。

そう言えば、何に対して、律子さんは意味有り気に微笑んだのでしょうか?



ダンスレッスンの後、時間通りに迎えに来て下さったプロデューサーさんと、私は、落ち着いた雰囲気のレストランに居ました。

「…ここ、芸能関係者が良く使うんです、出入り口は見られにくいんで」

態々、こういう場所を選んでくださった理由。
期待しても…良いんですよね?

「…あずささん…運命の人って、見つかりましたか?」

「…相手の方が、気づいていないかもしれません」

「…」

「…プロデューサーさん…私」

「あずささん」

私が言うのを遮って、プロデューサーさんは話し始めます。

「…これから、俺がいう事はアイドルに対していう事じゃ無いです、プロデューサー失格と言っても良いでしょう。これが、どういう結果を生んでも、その責任は俺自身にあるんです。あずささんが気に病むことはありません」

…ホント、真面目ですね…でも、これからの事を考えると…
確かに、プロデューサー失格ですしょう。
でも…何故?
同じ人なのに…
プロデューサーとアイドルだから、恋をしてはいけないなんて…

「…」

「…俺を…あなたの運命に人にしてください!」

…その言葉を聞くために、私は、アイドルをしていたのかもしれません。
運命の人…やっぱり、あなたは…私の運命の人だったんです。

「…はい…はいっ…お願いします…」











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