過去ログ - シン「俺は春香のプロデューサーだ」
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42: ◆sIwGJs3.BM[saga]
2013/07/20(土) 04:00:00.73 ID:2c0GB8320
 ガチャッ

シン「はい、もしもし」

ラクス『良かった。間に合いましたね』

シン「ラクス、さん? 一体どうして――」

ラクス『テレビ局から、出ていただけましたか?』

シン「そりゃ局内は通話禁止だし――何の用だ?」

ラクス『ルナマリアさんからお聞きになっていると思いますが、

    そちらの局では【遺伝子の夜明け】なる組織が関わっています』

シン「ああ、それは聞いたけど――」

ラクス『問題が発生しました。既に――あの番組は、乗っ取られています』

シン「え――」

 その時。シンの目の前に、一台の護送車が急停止した。

 その護送車には至る所に、砂時計のマークがプリントされている。ザフトの護送車だ。

 護送車の後部座席から、一人の男性が顔を出した。――キラ・ヤマトだ。

キラ「シン! 乗って!」

シン「な、何だよ、いきなり!」

キラ「訳は走りながら話す! ――どうせ、もう中には入れない!」

シン「え――」

 慌ててテレビ局の裏口、そのドアノブを引いても、開かない。テレビ局の入り口と言う入り口には、既にシャッターが閉められていた。

キラ「もう少しで占拠が広まる、この区域の避難が始まるよ!」


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