10: ◆m03zzdT6fs[saga]
2013/07/21(日) 15:30:39.05 ID:V77nFIwLo
『……ん?』
そして、コーヒーを飲もうとした時、プロダクションのドアを叩く音がした。私はすぐに立ち上がると、急いで扉の方へと向かう。
『はい、どちら様でしょうか』
そう言って声を掛け、扉を開けると、目の前にいたのは恰幅のいい壮年男性だった。まだ四十にも行っていないのではないだろうか。恰幅が良いとは言ったが、その肉体はたるんでいるというわけではなく、活気にあふれている。
その壮年男性は、少し笑みを浮かべると、
「あー、こちら中小プロダクションさんで、お間違えありませんかな?」
と、名刺をこちらへと出しながら尋ねてくる。慌ててそれを受け取ると、名刺には”シンデレラガールズ・プロダクション 代表取締役及び経営責任者”との文字が見えた。
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