131: ◆m03zzdT6fs[saga]
2013/08/29(木) 14:39:15.41 ID:9rygtMkWo
「Pくんほどの才能を持つ人間を、上手く活かせなかったのが、唯一の心残りだったかな」
社長は、寂しそうに苦笑する。私は少し笑うと、
「私は平凡そのものです。まだ才能があるかどうかも分からないですよ」
と言った。しかし、社長は首を少し振ると、
「君には才能があるよ、Pくん。私が保証するさ。勘でしかないがね」
と社長は少し苦笑した。
『……意外と、馬鹿にはならないのかもしれませんね、第六感と言うのは』
それは、千秋さんの一件あっての言葉であった。ここまで奇妙に第六感だとか、勘だとかが発揮されている界隈はない。
結果としては、千秋さんの第六感と言うのも、私が彼女に抱いた第六感と言うのも、不思議なほど当てはまるところがあるのだから。
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