147: ◆m03zzdT6fs[saga]
2013/09/01(日) 06:59:43.00 ID:GlcPGu06o
やはり、一人で入るのが心細かっただけの話のようだ。彼に導かれるように歩くと、すんなりと拍子抜けするほど簡単に、私はシンデレラガールズの社屋に迎え入れられる。
だが、迎えられたのは、社屋だけではなかった。
エントランスホールにあったデスクは既に片づけられており、あとは受付に人が配置されればいつでも稼働状態となりそうだ。稼働となれば、結構な人数が行きかうはずのエントランスホールはがらんどうとしている。
そんな中、待ち合い用のベンチに座り、彼は居た。
「うむ、ようやく来てくれたかね。首を長くして待っていたよ、Pくん?」
目を疑った。そこにいたのは、紛れもなくこの社屋の主であり、絶対的な権力をもつ存在。その彼が、私を待っていた。恐れ多いことだと、私は思わず腰を折りそうになる。
だが、それを社長が制止した。
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