210: ◆m03zzdT6fs[saga]
2013/09/14(土) 04:20:48.28 ID:rrrgeDjMo
『千秋、さん?』
「……大丈夫よ、心配しないで。勇気は、貰ったわ」
千秋さんは、顔を上げる。そして、少し笑った。
「私って欲張りなの。地位も、名声も全て、手に入れたいじゃない?」
千秋さんはきっと、望むものをすべて手に入れる。そんな確信を、今、私は持った。私の人生で最後の”第六感”だ。そんな、第六感。
そして彼女は、舞台袖の扉に手を掛けながら――笑顔で告げる。
「もちろん、あなたもすぐに手に入れて見せる。だから――大好きよ、Pさん」
そんな千秋さんの愛と決意の言葉が、私と彼女の未来を保証してくれる。ささやかな幸せの、ささやかな将来を。
これが、私と千秋さん――二人の凡人と、多くの第六感のお話。
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