30: ◆m03zzdT6fs[saga]
2013/08/01(木) 15:02:47.83 ID:3Q9jeZWOo
「……あっ、ようこそ、シンデレラガールズ・プロダクションへ!」
そんな声が私を出迎える。見渡すが、受付カウンターにはまだ人が居ない。と、替わりに、何故か小さなデスクがエントランスホールのど真ん中に鎮座している。
そして、その前で男性が一人座り、書類と格闘していた。一瞬唖然としたが、どうやら彼が私を出迎えてくれたらしい。
「いやぁ、こんな対応の仕方で申し訳ないです。まだ受付も事務員も出勤日でないもので、仕事をしつつこうやって私がお出迎えさせてもらっているのですが」
いまだに少し混乱している私をよそに、私よりも少し若そうなその男性はこちらにやってくると、”あ、私こういう者です”と私に名刺を差し出してくる。
どうやらこのプロダクションの若手プロデューサーの一人らしい。私も一応名刺を差し出し、とりあえず交換を済ませる。彼には無用の名刺かもしれないが、これも礼儀だ。
そして、アポを取っていないことを詫びつつ、本題を切りだす。
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