過去ログ - モバP「凡人と第六感」
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49: ◆m03zzdT6fs[saga]
2013/08/05(月) 01:24:41.58 ID:Fg9GCM/jo
「ご丁寧に、わざわざありがとう。それと、千秋でいいわ。あなたの方が年上であることよ」

 やはり、クールビューティと表現するに相応しい女性だろう。それに、言葉づかいや振る舞いから、良家の子女の様なものがにじみ出ている。

 ただ、深窓の令嬢というよりも、高嶺の花、という表現が似合うかもしれない。私はそう思った。

「おぅや、お客さん、さっきはあんなこと言っておきながら、しっかり口説いているじゃないかい?」

 そうしているうちに、注文をさばき終えたマスターが戻ってくる。そして、黒川さん――いや、千秋さんと話している私を見て、少し目を丸くしていた。

『偶然、千秋さんがお隣に座られたのですよ。たまたまです』

 そう説明するも、マスターは隠さなくてもいいんだ、と言ったような雰囲気で笑っている。



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