過去ログ - モバP「凡人と第六感」
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5: ◆m03zzdT6fs[saga]
2013/07/21(日) 15:26:49.64 ID:V77nFIwLo
 まあ、芸能プロダクションとはいっても、プロデューサーやマネージャーといったアイドルを支える仕事ではなく、営業や広報といった、さらに裏方だ。アイドルやタレントと直接関わり合うことは、まずなかった。

 無論、姿を見ることはよくあるし、書類で顔は良く知っている。ただ、話す理由もないので、せいぜい挨拶をする程度だった。

『おはようございます』

 小さな雑居ビルの三階にある事務所にたどり着き、挨拶をする。すると、既に来ていたらしい社長と、ちょうど鉢合わせた。

「お、Pくん。おはよう」

『おはようございます、社長。今日はお早いのですね』

「ああ、ちょっと今日は商談というか、交渉の大きなものがあってね」

『交渉ですか』

 そんなものはあったかな、と頭の中のスケジュール帳をめくってみるが、思い当たるものはない。もっとも、営業広報に関係のない交渉の可能性もあるので、一概には言えなさそうだ。



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