91: ◆m03zzdT6fs[saga]
2013/08/17(土) 05:40:48.28 ID:4Y+/Hkh9o
(……まあ、考えるのは後。今は先に仕事をしないと)
そう、内心で呟き、私はデスクへと着く。かたかた、と二番手のプロデューサーが叩くキーボードの音が響く。
それを聞きながら、私はコーヒーをすする。熱いその黒い液体は、私の口を駆け巡り、一気に胃袋へと落ちていく。
書類を取出し、そうしてようやく今日、取ってこれた仕事があることを思い出す。
私は再び立ち上がると、二番手プロデューサーの方へ歩いていく。
『プロデューサーさん。ちょっとよろしいでしょうか?』
そして、私は声を掛けた。今日は、一番手と三番手はそれぞれの担当アイドルにつきっきりで、トレーニングやらレッスンやら、仕事やらで飛び回っている。
この仕事は一番手プロデューサーの物ではあったが、私から直接言うよりも、彼経由の方がきっと、伝わりやすいだろう。そう思っての考えである。
……まあ、私が一番手プロデューサーを少し苦手に思っているのも、手伝っているわけだが。
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