94: ◆m03zzdT6fs[saga]
2013/08/17(土) 05:42:15.28 ID:4Y+/Hkh9o
となると、三人のプロデューサーたちがこのところ忙しいのは、産休に入った彼女の仕事を一部、引き継いだからなのだろう。
「ですから、もっと自信を持っていいですよ……って、なんだかまるで、担当アイドルを励ましているようですね。いやはや、お恥ずかしい」
彼はそう言って笑った。そういえば、こうやって同僚と話したのは久しぶりかもしれない。
この人は、こんな風に笑うのだ。私はそう思った。
『それでは、プロデューサーさん。お仕事の件、宜しくお願いしますね』
なんとなく、気恥ずかしくなったせいもあってか、私はそう言うと、自分のデスクへと戻る。
あのまま少し談笑していたい、とは思ったが、彼にも仕事があるだろうし、何より私には広報の仕事も残っている。
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