過去ログ - 夏野「私とあなたが本気で子作りするならどうすればいいのかしらね」春海『はぁ?』
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261: ◆o.umvroRL9by[saga]
2013/09/15(日) 23:39:08.43 ID:VLZtTxW2o

紅葉「掃射」

ダダダダダダ!!!

ミサイルの雨を潜り抜けた円香に休む暇すら与えず、今度は銃弾の嵐が牙を剥く。
それでもなお円香はその足を止めない。
変形した『鮪喰』を盾代わりに突き進む。

紅葉「……」

紅葉の表情に大きな変化はない。
だが、ここ最近で僅かながらも感情を表に出すようになり、付き合いの短い俺でも分かるほどに紅葉は……

春海『焦ってる……?』

円香「おぉぉぉぉぉ!!」ダッ

無数の弾丸を掻い潜り、紅葉に肉薄する円香。
接近戦では分が悪いと判断したのか、紅葉は『天鳥船』の加速装置を全開にしてその場を離脱する。

円香「ふふっ。まずは一個、だよ」

距離をとった紅葉に不敵な笑みを向け、円香は足元の黒い物体を持ち上げる。
果たしてそれは『天鳥船』の左側についていたはずのガトリングガンだった。

紅葉「……! いつの間に……」

円香「その車椅子は確かにすごいよ。攻撃力も、機動力も。でもそれを動かす紅葉さんはただの人間」

円香「どうしても次の行動に移るまでにタイムラグが生じるんだよ。その点私は『鮪喰』と一心同体。体を動かすことがそのまま攻撃に繋がる」

円香「今のは、その違いの結果だよ!」

紅葉「……だからなんだと言うのですか。それでも、私は負けられないんです」サッ

ダダダダダダ!

残ったもう片方のガトリングガンが再び火を吹く。
だが、半分に減った弾幕はもはや円香の障害とはなり得ない。

円香「せぇいっ!!」

円香は勢いよく拳を突き出す。
その拳圧が襲いくる弾丸を弾き飛ばした。

紅葉「そんな……。素手で……」

円香「この拳も、命も! 『鮪喰』だ!!」

誰か……、誰か俺の妹を人間に戻してくれ!


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