19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/24(水) 11:21:17.12 ID:6lCJHrFDO
その晩、女勇者は夢を見ていた。彼女が女勇者になった日のことだ。
その日は、天気も快晴で彼女たちの出立を見送るように太陽が燦々と輝いていた。
その頃の彼女は、身嗜みにも気を使い、清潔感に溢れる身なりをしていた。
綺麗なロングヘアーに触れたら壊れてしまいそうな華奢な身体。そして―――今とは違い天真爛漫で常に笑顔を絶やさない。それが当時の彼女だった。
女王「―――すみません、女勇者。女の身でありながらこのような重い使命を背負わせてしまって」
その詫びるような言葉に女勇者は、首を横に振り、無邪気な笑みを浮かべた。
女勇者「とんでもないです、女王さま。わたしはこの使命を与えられたことを誉れに思います!」
女王「……強いのですね」
女勇者「いえ、わたしは弱いのです」
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