9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/24(水) 20:04:59.74 ID:/TTlpaEeo
コニー「なっ……服の中に入りやがった!」
クリスタ「ひ、ぁっ……ぃやぁあ……!」
クリスタは絶望した。
『首筋を越えればクモは自分の服の上を歩いてくれる……』
ほんの数秒前までそう思い込んでいた自分を呪いすらした。
そう、クモが地肌と生地との僅かな段差を乗り越える保証などどこにもなかったのだ。
クモとは日陰者。
乗り越えるよりはむしろ、隙間を見つけ隠れ潜むことを好む生き物だったのだ。
なんだ、だったら私はクモと似た者同士、お似合いじゃないか。
クリスタは恐怖と絶望と嫌悪感に満たされた頭の隅でわけもわからず自虐した。
自虐したがしかし、喜んでそれを受け入れられるほど彼女はマゾヒストではなかった。
クリスタ「やぁだぁぁ……やめてぇぇえ……!」
コニー「く、くそっ! 待ってろ、今すぐ捕まえてやる!」
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