過去ログ - 貴音「あなた様は……傍にいてくださいますか?」
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◆RixV6CbYN3y4
[saga]
2013/07/25(木) 21:50:07.28 ID:5FPr5684o
それは素晴らしいという言葉さえ許さないようなものだった
ただの白いワンピースが、まるでウェディングドレスのように見えてくる
『どうでしょうか、あなた様』
気恥かしそうに頬を染め、貴音は訊ねてきた
今度は水着の時のようにはしまいとプロデューサーは思っていたのだが、
その姿を見て考えていた言葉を失ってしまっていた
可愛いとか、きれいだとか、
そんな言葉じゃ足らないような気がしたのだろう
でも、臆病なプロデューサーは何も言えずに首を振った
『こ、言葉にし難いな、貴音』
『ふむ……そんなに酷い――』
『そ、そんなわけない! そんなわけないぞ!』
思わず怒鳴って、目の前の少女の表情が視界に入って
『ぁっ―――えっと……』
『ふふふっ』
言葉ではなく笑いではあったが、
それが逆に恥ずかしくて、プロデューサーは顔を真っ赤にしてそっぽを向いた
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