87:公文生
2013/08/05(月) 12:19:36.21 ID:/dkgVsJe0
では、もし彼女があの二人に捕まったらどうなるのだろうか?
思いつくのはまたもや物騒な予測。
「はぁ、面倒くせぇなぁ」
落ちた物を拾う手を止めて木原は立ち上がる
その頬から汗が地面に数滴落ちた
「困っている人がいたら助けてやるのが普通だもんな」
彼はまるで自分に言い聞かせるように言う
「そうだ、これは俺への謝罪を要求しに行くだけであってけっしてあの女の子を助けに行くわけじゃない」
いつの間にか誰もいなくなった大きな通りの真ん中で木原は小さな声で呟く
「よし、行くか」
彼は、走り出す。
少女が逃げた方向へ
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