過去ログ - 老人「わしはピチピチギャルになりたいのう」
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328:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/08(木) 20:27:19.56 ID:nhwMa3LDo
それはそれは


329: ◆9mULIk8FF2[saga]
2013/08/08(木) 20:39:44.20 ID:rqClHWGW0
女「お……お主以外にも勇者はいたのか?」

勇者「誰でもなれるわけではないが、特別な血をひいた者だけがその資格を持つと云われている。世界中を旅している理由の一つが他の勇者を探すためだった」

勇者「旅に出るのを嫌がる者もいれば、勇者の自覚がない者もいたし、一人は女の子だった。様々な事情があり、探すのに非常に苦労した」
以下略



330: ◆9mULIk8FF2[saga]
2013/08/08(木) 20:53:14.89 ID:rqClHWGW0
女「えっ?」

勇者「あそこは結界が張られている。人間が自由に出入りできるような城じゃあない」

女「そうなのか。わしらはそこまで辿り着かんかったからの……よくそこまで調べ上げたもんじゃ」
以下略



331: ◆9mULIk8FF2[saga]
2013/08/08(木) 21:05:03.29 ID:rqClHWGW0
勇者「結界について調べていた際、急に魔物に襲われたそうだ。そいつは……魔王と名乗った」

女「!?」

勇者「魔王は彼らを殺そうとした。従者を逃がすために二人の勇者は立ち向かった」
以下略



332: ◆9mULIk8FF2[saga]
2013/08/08(木) 21:22:17.40 ID:rqClHWGW0
勇者「私が旅に連れ出さなければ……結界の調査などさせなければ……彼らは死ぬことはなかった」

勇者「私は気が狂うほど後悔し、悲しみ、この宿命から逃げ出したくなり自害すら考えた」

女「な……」
以下略



333: ◆9mULIk8FF2[saga]
2013/08/08(木) 21:33:20.61 ID:rqClHWGW0
女「待て!それで一体どうするつもりじゃ!結界を破る方法は見つかっておるのか!?」

勇者「……世界にはオーブというものが存在する」

女「なに!?オーブじゃと!?」
以下略



334: ◆9mULIk8FF2[saga]
2013/08/08(木) 21:50:40.32 ID:rqClHWGW0
女「だから頼む!わしと一緒に───」

勇者「いや、ダメだ。そいつは私が預かる。残り二つの場所も教えてくれ。これで予定は狂ったが、早めに集まりそうだ」

女「おい、それはないぞ!」
以下略



335: ◆9mULIk8FF2[saga]
2013/08/08(木) 21:59:11.11 ID:rqClHWGW0
女「うるさい!何が勇者じゃ!もう怒ったぞ!魔王以上にお主にキレたわ!こんなもの海に放り投げてやる!」

勇者「おい、冷静になれ。本来の目的を見失うな!」

女「知ったことか!それ───」
以下略



336: ◆9mULIk8FF2[saga]
2013/08/08(木) 22:53:25.93 ID:rqClHWGW0
───

女「もう一人の勇者はオーブを探しに行っているのか?」

勇者「ああ、彼は協力者二人と一緒に東の国へ向かった」
以下略



337: ◆9mULIk8FF2[saga]
2013/08/08(木) 23:07:12.53 ID:rqClHWGW0
女「で、お主が持っている情報というのは?」

勇者「ここから少し離れた場所に精霊の眠る国というところがある。そこにオーブの噂を聞いた。もう一人の勇者が来たら一緒に向かうつもりだ」

女「なんじゃ、ゆっくりしとるの。お主らがのんびりしている間にわしらは三つも集めてしまったというのに」
以下略



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