過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part5
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145: ◆zvY2y1UzWw[sage]
2013/07/30(火) 21:55:53.35 ID:mqyPD9Cu0
二人が地下室から出ていくのを確認してから李衣菜が呟いた。

「…無茶しちゃだめだよ?」

「なっ…なんで急にそんなこと…」

「だって無茶しそうな顔してたから。…なつきち、悔しいだろうなって思っただけ。」

「…」

街の悲惨さを知っているのに機械の体と言う理由で入れない悔しさ。それは確かにあった。

…それにカミカゼ…拓海が街に突入したのだ。彼女も頑張っているのに自分はここで休んでいていいのか。そう思ってしまったのだ。

「…カミカゼの技術が私達にもあればよかったかな…?…でもさ、行けない悔しさもわかるけど…なつきちが無茶してどうするの…死んだらどうするの?」

淡々と、『らしくない』様子で言葉を発していく。けれどどこか迫真としていて。

「…ゴメン。」

「あ、こっちこそゴメン!」

ハッとなって慌てて李衣菜も謝る。


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