過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part5
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473: ◆6osdZ663So[sage saga]
2013/08/07(水) 17:46:23.63 ID:ZwWek3zwo

少女の斬撃は、先ほどから放たれている刺突のように溜めの動作は一切なく、

その正確性も、攻撃力も、刺突よりずっと上だ。

ハンテーンの瞬発力でもかわすことはできないだろう。


ハンテーンに残された道は二つ。

飛んでくる刺突をかわせずに、急所となる部分を穿たれ倒れるか。

このまま毛の鎧を剥ぎ取られ続け、最後に鬼神の如き斬撃を身に受けて真っ二つにされるか。

二つに一つ。

そうなるまで追い詰められてしまった。



しかし、どうしてだ。

どうして、少女はハンテーンを先回りできたのだ。

ハンテーンは逃げる時、街に張巡らされた道をランダムにジグザグに走り回っている。

だから追いかける側は少しでも距離を取られて、

一度でもハンテーンを見失えば追跡は不可能なはずだ。


だと言うのに、あの少女は先回りしていた。

まるでハンテーンの逃げる位置、方向を完全に予測しているようだった。

未来予知能力でもない持っていない限り、そんな事できるはずがない。


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