過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part5
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492: ◆6osdZ663So[sage saga]
2013/08/07(水) 18:00:11.81 ID:ZwWek3zwo
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少女は刀を構え、目を瞑り集中する。

目前には今にも彼女をぺちゃんこに潰そうと、強暴な破壊の塊が迫ってきているのだが、

それでも少女は静かに、その感覚を研ぎ澄ませる。

この街に満ちる、負の感情を拾い集めるために


美穂「実は今日の私、結構無茶してるひなた」

美穂「せっかくカースを狩って集めた負のエネルギーはもうほとんど使っちゃったナリ」

美穂「だけど、まだ全然戦えるひなた」

美穂「カピバラさんには、どうしてかわかるナリ?」


独り言の様でもあり、迫ってくる怪物に言い聞かせるようでもあり、

そんな風に、彼女は言葉を呟く。


美穂「これから私が使うのは、この街に満ちる負のエネルギー。」

美穂「人に隠したいこと、触れられたくない弱さを知られてしまう怖さだとか。」

美穂「本当に伝えたいことを曲げられて、間違った事をさせられてしまう苦しさだとか。」


『小春日和』に埋め込まれた核は、そんな数多のマイナス感情を拾い上げ、自分の力とする。


美穂「カピバラさん、あなた達のせいで、まだ街には、たくさん悲しい感情があって」

美穂「その心から聞こえる悲痛な声が」

少女の身体からは、黄色いオーラが吹き上がっている。


超ハンテーン『ハンテェェエン!!!』

鉄の塊の如き、怪物の突進がひなたん星人にぶつかろうとする。


美穂「私を強くするひなたっ!!!」

『小春日和』がその突進を受け止めた。


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