過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part5
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537: ◆EBFgUqOyPQ[sage saga]
2013/08/07(水) 22:58:35.07 ID:Xn7R3ISMo
アーニャ「フシエー フ パリヤートキエ……もう、大丈夫」

アーニャはそう言って女の子の擦りむいた膝に手を当てると、その傷は一瞬で治った。

「ああっ、ありがとうございます!」

母親は女の子を抱きながら礼を言う。

アーニャ「……早く逃げてください。ここは私が食い止めるので」

その言葉を聞いて母親は女の子の手を引いて逃げていく。
カースも逃げていくのに気付いたのか追おうとするが、そこにアーニャが立ちふさがった。

アーニャ「……ここを通りたければ、私を倒していけ、です」

『フ、フザケンジャネエゾオラァーーー!』

カースは触手をアーニャに向かって放つ。
しかしアーニャはその向かってくる触手に向かって走り出してその間を縫うように前進していく。

アーニャ「この間のより……速くもないし、威力もないです」

あっという間にカースの懐までたどり着いて、カースの核を掴み取るためにカースへと手を差し込んだ。

『オマエモオレノモノニシテヤロウカァーー!』

しかしアーニャの手には手ごたえは感じずに、逆に腕を引き込まれていく。
それを感じ取ったアーニャは腕を引き抜いて、カースに背を向け後ろへと下がろうとする。

カースは伸ばしていた触手でアーニャを捕まえようとするがそれさえも、紙一重で避けられる。
本体もアーニャを追っていくが、カースが追ってくるのを確認したアーニャは近くにあった電柱に向かって走る。

そしてそのまま電柱を駆け上がり、ある程度の高さから宙返りをしながら、カースに前後があるのかは謎だが、カースの背後に着地した。
カースはアーニャが頭上を通って行ったことに反応ができずにそのまま電柱へと衝突した。

アーニャ「……核は、真ん中にあるとは限らないのですか。なら」


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