過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part5
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708: ◆zvY2y1UzWw[saga sage]
2013/08/11(日) 22:25:45.87 ID:MUXmzIE50
人々が何も知らないまま朝が来た。

涼はいつも通りの時間に目を覚ましていた。夏休みだからそこまで時間に悩まされることも無い。

「あずき?」

ふと、あずきがいない事に気付く。…部屋がやけにがらんとしている気がした。

カーテンを開けて、窓の外を見る。

「…は?」

霧が街を覆い尽くしていた。…それに、なんと言えばいいのだろう、不気味な感じがする。

…今の景色と何故かあずきがいないことが関係ある気がしてきた。

「…そうだニュース!こんな異常気象なんだし…!」

急いでリモコンのボタンを押す。

…しかし、映っているのは砂嵐だけだった。

嫌な予感がして携帯を見ると予想どおり圏外。

「まんまホラーじゃん…。」

部屋を漁って武器になりそうなものを探す。こんな時にあのバカはどこに行ったのやら。

…いろいろ探した結果、アパートに入居した時になぜか前の入居者が物置に入れっぱなしだったバールくらいしかないようだ。

あずきがいれば物を強化できるから割と適当な物でもよかったのだが…。

大きめのバックのすぐに取り出せる位置に入れる。他のは応急処置用の薬や包帯等だ。危険な予感しかしないから念のために。

玄関を開けて鍵をかけて、アパートから飛び出した。

「でろでろば〜!」

「ぎゃあああああああ!」

「きゃははは!」

いきなり出てきた一つ目妖怪に悲鳴を上げる。

…割と前途多難の様だ。


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