過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part5
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775: ◆lhyaSqoHV6[saga]
2013/08/12(月) 08:53:33.55 ID:S3u6ofFeo

医務室へと通された龍崎博士は、円筒状の──地球の物で例えるなら、日焼けマシンの様な医療装置の中に横たわる月宮博士と対面した。
少しやつれて見えるが、その面差しは別れた当時より変わっておらず、一目で本人だと分かった。

博士「もう、すっかり諦めていたというのに……」

博士が、誰にともなく呟く。

博士「また……君に会うことができるとは……」

装置の透明なカバーの縁をそっと撫でる。
しかし、中の月宮博士は全く反応しない。

博士「折角会えたというのに……これではな……」

博士は泣き笑いのような表情を浮かべ、自嘲気味に呟く。

ミヤビ「ねえおじさん、ママは、起きられそう?」

雅から尋ねられて我に返る。

月宮博士の意識が戻らないからといって、死んでいるわけではない。
まだ何か打つ手があるかもしれないし、そもそもそれを調べるために呼ばれたのだ。

博士「あ、ああ……診てみよう」


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