過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part5
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◆llXLnL0MGk
[saga]
2013/08/15(木) 02:39:24.16 ID:/sHFf3Hg0
カイ「憤怒の街?」
星花「ええ。大量のカースが占拠した街で、今なおたくさんの住民が取り残されているとか」
フルメタル・トレイターズのメンバーが、歩きながら会話をしている。
亜季「そういえば、私が転送されたのもその街の内部でした。確かに民間人が残っていたであります」
カイ「……あたしも、遠目に見たことあるよ。その時は、地上のヒーローの邪魔しちゃいけないって思ってた……」
カイが少し俯く。自分があの時行っていれば、少しは犠牲も減っただろうか。そんな自責の念を負いながら。
星花「わたくしは、残っている人々を救いたいのです。お力添えを……いただけませんか?」
星花の問いに、カイと亜季はにっと笑って答える。
亜季「そんな事、当たり前でありますよ、星花」
カイ「そうそう。あたし達はチームなんだからさ」
『キキン!』
ヴーン ヴーン
ストラディバリ『レディ』
その気持ちは、ホージロー、マイシスター、ストラディバリも同じであった。
星花「皆さん……ありがとうございます」
カイ「それじゃあ行こうか、憤怒の街へ!」
全員が「おー!」と拳を掲げようとした寸前、後ろから声がかかる。
??「憤怒の街へ行くのなら、私もご一緒させてもらえないかしら」
亜季「はへ? ……えっと、どなたでありますか?」
振り向くと、そこには物静かな雰囲気をたたえた女性が立っていた。
瞳子「申し遅れたわね。私は服部瞳子。私も憤怒の街に用件があるのだけれど、道に迷ってしまってね」
星花「しかし……危険ですよ?」
瞳子「ふふ、こう見えて腕には自信があるの。足手まといにはならないわよ」
少しだけ考え、カイが口を開く。
カイ「こっちとしても、味方は多い方がいいよね。よろしくお願いします瞳子さん」
瞳子「ええ、よろしく」
二人は軽い握手をかわした。
亜季「では、早速向かいましょう。自己紹介などは道中でおいおい……」
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