過去ログ - 一夏「おれ……えと、私は織斑一夏と言います」
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2013/07/26(金) 23:05:32.66 ID:RSWVhOEU0
セシリア「な、何をですか(え、いったい何ですの)!?」
一夏「あなたの澄んだ笑顔。思った通り、綺麗ですね。もっと多くの人の前でその笑顔を見せられたらいいですよね」
セシリア「ななな、何を……あ、あなた、私をまたからかって――――」
一夏「セシリアさんはここに居るのが耐え難い苦痛なのでしょう? でも、ここに居なきゃいけない。そうですよね?」
セシリア「ととと、当然ですわ!」
一夏「だから、セシリアさんが楽になるよう、日本の土地が好きになってしまうようにしたいんですよ」
セシリア「へ? 今、何とおっしゃい――――――」」
一夏「それに私も、日本が祖国とはいえ、少し前までずっと海外で暮らしていました」
一夏「ですから、セシリアさんと同じように今の日本は不慣れでして……」
一夏「似たような境遇のあなたを放っておけなかったんです」
一夏「“一人よりも二人”ですよ」ニッコリ
セシリア「」プシュー
セシリア「ごごごご、ごちそうさまでした!」
一夏「お粗末様でした」
セシリア「おお、織斑一夏!」
一夏「はい」
セシリア「きょ、今日のことは褒めて差し上げますが、あ、あまり私を甘く見ないでくださります……」
セシリア「そ、そう! クラス代表の座を賭けた決闘、覚悟していてくださいね」
セシリア「あ、あなたはこのイギリス代表候補生:セシリア・オルコットの名に賭けて、無謀にも挑戦した愚か者として裁きますわ」
一夏「ああ。経緯がどうであれ、決闘するからには正々堂々と勝負だ」キリッ
セシリア「…………あ(どうしてこの方はこんなにも私の心を――――――)」
セシリア「お、覚えてなさい!」タッタッタッタッター
一夏「あ、セシリアさん!」
一夏「…………まずまずってところなのかな?」
箒「ここに居たか一夏、今日もやるぞ」
一夏「あ、はい。お願いします、箒ちゃん」
セシリア「何故私はこんなにも胸が高鳴っているのでしょう?」
セシリア「男なんてみんな、私に媚びへつらうようなものだと……」
一夏『――――あなたは凄く損をしている』
一夏『だって、あなたは凄く綺麗な顔立ちをしているのに、凄く険しい顔をしているよ? せっかくの美人さんなのに台無しだよ』
一夏『あなたの澄んだ笑顔。思った通り、綺麗ですね。もっと多くの人の前でその笑顔を見せられたらいいですよね』
一夏『だから、セシリアさんが楽になるよう、日本の土地が好きになってしまうようにしたいんですよ』
一夏『“一人よりも二人”ですよ』ニッコリ
セシリア「織斑一夏……」
セシリア「はっ!? 私は今、何を……!」
セシリア「違う、違うんですの! 私とあの方は敵同士で――――――!」
セシリア「そう! 私がここにいるのは祖国の威信のためであって…………」
セシリア「ああもう! とにかく織斑一夏! 覚悟なさい!」
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