過去ログ - 一夏「おれ……えと、私は織斑一夏と言います」
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2013/07/27(土) 00:45:59.35 ID:sm8a3fLu0
一夏「…………まあ、何だっていいさ。いてくれるなら」
箒「一夏、遅かったじゃないか」
一夏「ごめんね、箒ちゃん。大会規則に穴がないか今日はIS学園の特記事項を重点的に見ていたよ」
箒「最近のお前は本の虫だな。織斑先生も山田先生も褒めていたぞ。私も負けてられないな」
一夏「そうか。おね……織斑先生が喜んでくれているなら少しは気が楽になったかも」
箒「なあ、一夏」
一夏「ん?」
箒「シャルルのことは“シャルル”と呼ぶのに、何故私は“箒ちゃん”なのだ」
箒「昔にようにただ“箒”と呼んではくれないのか?」
箒「それに私の前だったら無理して千冬さんのことを“織斑先生”と言い直さなくても」
一夏「ごめん。ケジメなんだ」
一夏「織斑先生もここでは教師としての責任を全うしようとしている」
一夏「だから、俺は個人的な意思で織斑先生に恩返ししようとしている――――そういうことなんだ」
一夏「シャルルについては先に相手がそう呼んで欲しいって言ってくれたから」
一夏「あと、かけがえのない同性の仲間だからっていうのもあるかな」
箒「そ、そうか。それは野暮なことを聞いた」
一夏「それで“箒ちゃん”っていうのはDVD&BDの売上の――――――」
箒「一夏が今凄く失礼なことを言ったような気がしたが、聞かなかったことにしよう」
一夏「あ、織斑先生」
千冬「ああ、織斑か」
箒「…………どうしたんですか?」
千冬「……実は来週のことで少し考え事をしていてだな」
一夏「……難題ですか?」
千冬「ああ、極めて取り扱いが難しい一件だ。だが、一生徒であるお前には関係ないことだ」
一夏「そう、ですか……」シュン
箒「(見ているのが辛くなるぐらい悲しそうな目を……)」
千冬「………………」
千冬「……最近のお前はよくやっている。勉学も実習も弛まぬ努力と熱意が見て取れる」
千冬「月末のトーナメントの戦果を期待している」
千冬「とりあえず、明日ぐらいはゆっくり休め。ではな」
一夏「はい、ありがとうございます、織斑先生!」ニパア
千冬「フッ」
一夏「へへへ」
箒「(一夏と千冬さんの関係はいつ見ても……。なのに、どうして私の姉は…………)」
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