112: ◆sG7mAh72WBoN
2013/08/11(日) 22:51:56.33 ID:rayeTEHT0
注文した物をあらかた食べ終えて、食後のコーヒーを飲む二人。
コーヒーのすする音だけが、二人を支配して行く。
友「あのさお前最近元気無かったからさ、パァーとやって発散させてやろうと思ったんだよ……本当はな」
京太郎「本当は? ってどういうことだよ」
友「俺さツレから聞いたんだよ。昨日だか一昨日ぐらいに麻雀部の部室でお前が騒いでた事」
京太郎「……!」
心臓を鷲掴みされたような感覚に陥る。
上手く呼吸が出来ない。
友「だからさ??ってお前顔色悪いぞ。
大丈夫か?」
京太郎「ああ……大丈夫だ。続けてくれ」
友「お前が気にしてる事を解決出来ないかもしんねえけどさ、ちょっと話してくれてもいいんじゃねえかって思ったんだよ」
京太郎(言って麻雀が上手くなるなら、もう話してるっつーの)
京太郎「そうか……ありがとな」
また一つ嘘を重ねる。
京太郎「でもやっぱ自分で決めた事だし、できる限り自分でやるよ」
そして作り笑い。
友「そうか? だったら何かあったら直ぐにいえよ。俺が退学まで追い込んでやるからw」
冗談めかして言う友の顔は、少しばかり寂しそうな顔をしていた。
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