過去ログ - 俺ガイルSS『なぜか学校の階段には怪談話がつきまとう』
1- 20
7:[sage]
2013/07/28(日) 00:46:15.52 ID:aQU6q7Wf0

雪乃「んッ、ん。…とにかく、確たる依頼人がいない以上、それは奉仕部の活動とはなりえないのではないでしょうか」

平塚「まぁ、そう言われればそうなのだが」

八幡「…だな。じゃ、この話はなしってことで」

何気ないふりを装いながら、実は俺も内心ホっとしていた。
別に怖いわけじゃないから。いつも小町にホラー映画とか付き合わされてるし。つか怖いなら見なきゃいいだろっつーの。
なんで女の子ってわざわざ怖いもの見たがるわけ?
俺が夜中ひとりでトイレいけなくなっちゃったらどうしてくれんだよ…ってやっぱ怖いんじゃねーか。

結衣「よかったぁ〜」

大げさに安堵の息をもらす由比ヶ浜の隣で、雪ノ下がそのささやかな胸を小さくなでおろしているのが見えた。
普段はそれこそナ○ニアの白い魔女もかくやというくらい冷たく覚めた顔してるくせに、時折こうして年相応の女の子らしい一面を覗かせることがある。

雪乃「比企谷くん、何かしら?」

俺の視線に気がついた雪ノ下が半眼になって詰問する。少し頬が赤くなっているせいか、いつもの迫力はない。

八幡「…別に」

俺は笑いを噛み殺しながら顔を背けた。

結衣「あっ!もしかしてゆきのんもやっぱり怖いのとかダメなの?」

雪乃「わ、私は別に…」

雪ノ下が何か言いかけたタイミングで部室の扉がノックされた。

雪乃「…どうぞ」

俺を睨みつけながら憮然として雪ノ下が応える。どうやら命拾いしたようだ。
つか、睨む相手が違うだろ。おまえ最近由比ヶ浜に甘すぎじゃね?あまあますぎて海に潜っちゃうまである。それあまちゃんだし。じぇじぇじぇ?


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
835Res/425.85 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice