過去ログ - 莉嘉「城ヶ崎莉嘉、思春期始めました!」
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1: ◆hhWakiPNok[saga]
2013/07/28(日) 11:54:55.93 ID:xz8q1IaX0
美嘉「莉嘉、このジャケット着るならあげるよ★」

美嘉「そのパンツならこっちのニーソに合わせた方が似合うよ」

美嘉「そのペディキュアよりこっちの方が、莉嘉には合ってるよ★」

美嘉「違うって、ウインクピースの表情はこうだって★ こう」

お姉ちゃんは、アタシの自慢のお姉ちゃんだ。
いつもオシャレでカッコいい。
顔も美人だけど……まあ、これはアタシだって似てるしそんなには……うん、負けてない。

でもいつだってお姉ちゃんは、キレイだ。
これはちょっとかなわない。

友達もお姉ちゃんを見ると、「莉嘉のお姉さんステキだねー」「げーのー人みたい」「わたしもあこがれちゃうなー」って言ってくれる。
アタシにちょっかい出してくるクラスの××も、アタシがお姉ちゃんといると真っ赤になってモジモジしだす。

うん、そう。お姉ちゃんはアタシの自慢だ。

テレビに出てくる芸能人なんて、正直大したことない。
お姉ちゃんの方が、ずっとずーっとキレイだ。
それにカッコいい。

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2: ◆hhWakiPNok[saga]
2013/07/28(日) 11:56:35.06 ID:xz8q1IaX0
美嘉「へへへー★ 莉嘉、このパンプスいけてるっしょー?」

美嘉「みてみて! セクシー美嘉の、のーさつポーズ★ どうよどうよ?」

美嘉「今日もさ、たーくさん男の人に声かけられちゃったよ。ま、みーんなパスしたけどね★」
以下略



3: ◆hhWakiPNok[saga]
2013/07/28(日) 11:57:53.19 ID:xz8q1IaX0
チャラ男「キミ、かわうぃーねえ! おにーサンと遊ばない」

パス

ギャル男「ちょっとどーお? 楽しーコトしなぁい?」
以下略



4: ◆hhWakiPNok[saga]
2013/07/28(日) 11:58:28.10 ID:xz8q1IaX0
P「少しだけ、話を聞いてくれないかな? 俺はこういうものなんだけど、決して怪しい者じゃない」

アタシは名刺を受け取った。
こんなことは初めてだ。
芸能スカウトとか名乗る人って、大抵がウソっぽいのに、この人はなんか違った。
以下略



5: ◆hhWakiPNok[saga]
2013/07/28(日) 12:00:09.46 ID:xz8q1IaX0
P「貴女にその気があるなら、すぐにでもご両親に会ってお話がしたい。そこで詳しい話もする」

莉嘉「あ、うん……」

P「だが先ずは、貴女だ。貴女がやりたくないなら仕方ない。でもやりたいなら……アイドルをやってみたいなら……」
以下略



6: ◆hhWakiPNok[saga]
2013/07/28(日) 12:00:45.65 ID:xz8q1IaX0
P「何か変なこと、言ったかな? 俺は真剣だよ」

莉嘉「アタシを見てそんなコト言ってたら、お姉ちゃんを見たらきっとPくんビックリしちゃうよ?」

P「Pくん?」
以下略



7: ◆hhWakiPNok[saga]
2013/07/28(日) 12:01:20.35 ID:xz8q1IaX0
美嘉「莉嘉ー! っと、誰?」

莉嘉「芸能スカウトの人。あのね、お姉ちゃんに会いたいんだって」

振り返ってPくんを見ると、Pくんは驚いた顔をして固まっていた。
以下略



8: ◆hhWakiPNok[saga]
2013/07/28(日) 12:02:01.84 ID:xz8q1IaX0
そのあともPくんは、1時間ぐらいずっとお姉ちゃんに話しかけていた。
手を握ったまま。
お姉ちゃんはまわりの目が気になるのか、赤くなってキョロキョロしてたけどPくんの手をふりほどいたりはしなかった。
変なの。

以下略



9: ◆hhWakiPNok[saga]
2013/07/28(日) 12:03:32.83 ID:xz8q1IaX0
P「あ、も、もちろん貴女……ええと、名前は?」

Pくんはアタシを見て言った。
そういえばまだ、名前を言ってなかった。

以下略



10: ◆hhWakiPNok[saga]
2013/07/28(日) 12:04:04.91 ID:xz8q1IaX0
うえー。
Pくん急に、せんせーみたいなこと言いだしちゃったよお。
でも、お姉ちゃんは笑い出した。

美嘉「あははははっ★ でも、パパやママがなんて言うかはわかんないよ?」
以下略



11: ◆hhWakiPNok[saga]
2013/07/28(日) 12:04:44.66 ID:xz8q1IaX0
Pくんとわかれて、アタシ達はいっしょに帰った。

一緒に電車に乗ってても、お姉ちゃんはずっと黙ってた。
別に機嫌が悪そうじゃない。
むしろ、ちょっと嬉しそうだ。
以下略



12: ◆hhWakiPNok[saga]
2013/07/28(日) 12:05:16.51 ID:xz8q1IaX0
美嘉「なんかさー。アタシなんかが相手するはずないって、決めてかかられてんだよねー★」

莉嘉「でもさ、何回か告白はされたって言ってたよ? 前にお姉ちゃん」

美嘉「告られたって言ってもね……メールとかケータイだったり。あと、友達同伴ってのもあったなー。はあ」
以下略



13: ◆hhWakiPNok[saga]
2013/07/28(日) 12:05:51.50 ID:xz8q1IaX0
次の日、Pくんはウチにやってきてパパとママに挨拶をした。
そしてアタシとお姉ちゃんが、アイドルになる事を認めて欲しいと頼んでくれた。
ママは笑って「好きにしたらいいわ」と言ってくれたけど、パパはにがーい顔してた。

美嘉「ねー★ いいっしょ、パパー★」
以下略



14: ◆hhWakiPNok[saga]
2013/07/28(日) 12:06:19.72 ID:xz8q1IaX0
それから数日、ずっとお姉ちゃんは機嫌が良かった。
大事にしていたピンクゴールドのブレスも、お願いしたら貸してくれた。
ラッキー☆

でもそれも、Pくんに連れられて2人で初めて事務所に行くまでのことだった。


15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/28(日) 12:28:01.16 ID:844TOmt00
スカウトにときめくお姉ちゃんかわいい


16: ◆hhWakiPNok[sage]
2013/07/28(日) 12:46:25.38 ID:xz8q1IaX0
P「とりあえず今日は、顔出しして自己紹介な。まだ色々と教えなきゃいけないけど、とりあえず挨拶はいつでも『おはようございます』だ」

莉嘉「知ってる知ってる☆ ぎょーかい用語だよね。あはは、莉嘉げーのー人みたい」

美嘉「みたいじゃなくて、芸能人だよ。ね、プロデューサー」
以下略



17: ◆hhWakiPNok[saga]
2013/07/28(日) 12:47:10.66 ID:xz8q1IaX0
P「というわけで、新たに所属することになった城ヶ崎美嘉と城ヶ崎莉嘉だ。みんな、色々と教えてやってくれ」

美嘉「城ヶ崎美嘉です★ よろしく!」

莉嘉「おはー☆ 莉嘉でーっす」
以下略



18: ◆hhWakiPNok[saga]
2013/07/28(日) 12:54:21.62 ID:xz8q1IaX0
渋谷凛「たぶん勘違いしてる。杏は17歳」

17歳……ちょっとオドロキ。
5つも上なの!?
お姉ちゃんとタメなの?
以下略



19: ◆hhWakiPNok[saga]
2013/07/28(日) 12:54:54.44 ID:xz8q1IaX0
智香「えっ? あ、はいっ……すみません」

美嘉「? なに?」

卯月「気にしなくていいよ。智香ちゃんのダンスについてくのは、レッスン受けてる私とかでも大変だから。それでプロデューサーさんは、止めたんだと思うよ」
以下略



20: ◆hhWakiPNok[saga]
2013/07/28(日) 12:55:54.73 ID:xz8q1IaX0
お姉ちゃんたちは着替えると、レッスンスタジオに向かった。
ちゃんとアタシとお姉ちゃんのジャージは用意してあった。
アタシはイエローで、お姉ちゃんはピンク。うわーい★

智香「好きなアーティストのプロモって言ってたよねっ? 誰が好きなのかな」
以下略



21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/28(日) 12:56:33.93 ID:JjbPZZ5zo
これは期待やなぁ・・・


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