過去ログ - エイラ「私と付き合ってくれないか」
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4:もーん ◆/Pbzx9FKd2
2013/07/29(月) 22:16:45.92 ID:oKQyQEO70
「ありがとう、ございます……」
しかし彼女はそういうと、右手を差し出し、私の掌にその細い指を軽く乗せようとする。
触れるか触れないかのところで彼女は一度手を引くと、制服のスカートからハンカチを取り出し、掌を拭う。
それを見て、私は……以前ペリーヌに言われたことを思い出して、彼女と同じようにする。
それから私はまた手を差し出すと、彼女は今度こそ乗せる。
まるで小鳥が餌を啄ばむように、軽く。
言葉にできない、嬉しさ。
何かがこみ上げてくる。
正直、浮かれていた。
だって、本当に好きな人に触れていられるのってこんなに嬉しいんだと。
初めて知ったから。
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