過去ログ - エイラ「私と付き合ってくれないか」
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8:もーん ◆/Pbzx9FKd2
2013/07/29(月) 22:23:37.49 ID:oKQyQEO70



午後18時。
電波塔の外を出ると、曇り空だった。
私はどこで告白するかを頭の片方で考えながら、明日になるまで降らないでくれよと祈る。
曇ってしまったが、前に一度連れていってくれた彼女が好きなあの山に登って、告白するんだ。
それは、もう2週間も前から考えていた。

最寄の駅まで帰り着いた私は、いつもどおり彼女を家まで送り届ける。

「なぁ、まだ時間……あるか?」

彼女は私の瞳をじっ見つめる。
何かを察したんだろうか。

「……はい、あります……」

セミの声は、もう聞こえなかった。






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