100:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga ]
2013/08/04(日) 13:22:14.09 ID:bTASoWdVo
人は本来、自傷しようとすると自制が働き、
リストカットとかでは死ぬことは難しい。
だからこそ抵抗の無意味な首吊り自殺が多いのかもしれない
などと今になって思う
冷たい風が吹き、私の背中を押す
眼下に広がる小さくなった建物を見渡し、
765プロを探す自分に気づき、笑ってしまった
「バカじゃないのアンタ」
「なによ」
「後悔するならやらなければよかったじゃない」
「……一々言われなくても解ってるわよ」
自問自答し、息を吐く
緊張はしていないし怖くもなかった。だからこそ、
961プロのある高層ビルの屋上から私は足を踏み出した――のに
「お待ちください、お嬢様」
「っ!?」
煩わしい声がした
振り向き、視界に入るのは煩かった使用人と瓜二つ。
いや、アイツが使用人になっていただけかしら
「いえ、水瀬伊織。と呼ぶべきですね」
「……四条貴音」
彼女が私を掴んでいた
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