14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/31(水) 10:36:37.54 ID:4khTNzHz0
足を合わせて、一歩二歩と歩いてみる。意識して彼女の歩幅に合わせれば、転ぶことはないだろう。
と思っていたけれど、走り出してみると意外に上手くいかないもので、鳴がつまづいて勢いよく手をついてしまった。
「ごめん。手、赤くなってる」
「血は出てないから平気」
そう云って、手についた砂を払う。
そこに、
「おーい、二人三脚は相手の服掴んでやった方がいいぞー!」
という、ぼくに捕まらない距離からの勅使河原さんのありがたい御高説。
本当に怪我をさせる訳にはいかないので、大人しく実践してみた。
「いち、に」のかけ声に合わせて、なんと軽やかに進むことか。
走りながら、ひたすら無我の境地を目指した。
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