5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/31(水) 10:26:55.18 ID:P5mUQBZ80
全体から切り離されたような感覚さえある三年三組もやはり学校の一部な訳で、学校行事には参加しなければならなかった。
様々な行事がひしめく二学期の最初のイベント、体育祭が九月の終わりに予定されていた。
ということで、六時間目、週に一度のLHR。
「サカキ、学級対抗リレーもな」
「ぼく、もう三つ目なんだけど」
「いいじゃんか、お前足速いだろ」
教壇に立つ勅使河原がチョークで黒板をつつきながらこちらを見て云う。
編成の都合上、人数の中途半端な三組が学年全体で行う面倒なマスゲームに不参加になったことを内心喜んだのも束の間、出場条件を満たす競技には全て参加しなければならないということで、男女それぞれ九人から走るばかりの競技に選抜していたのだった。
110Res/79.95 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。