過去ログ - 京介「おかえり」 桐乃「ただいま」
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23: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/01(木) 13:04:03.87 ID:dvH6gEG70
桐乃「あ、あたしは大丈夫だって。 別にそのくらい」

そうそう。 あたしはそんな依存なんてしてないし。 たった数日会えないくらいで、だしね。

あやせ「桐乃がそう言うなら、良いけど……」
以下略



24: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/01(木) 13:04:33.04 ID:dvH6gEG70
「今日は一緒に遊んでくれてありがとう。 また遊ぼうね、お兄ちゃん♪」

画面の中には笑顔で手を振るキャラクター。 俺はそんなキャラクターを無機質とも呼べる感情で眺めていた。

桐乃が置いていったエロゲーをやっていた(修学旅行にまでエロゲーを持って行こうとしたら、さすがに止めるけど)訳だが、どうにも暇潰しにすらならない。
以下略



25: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/01(木) 13:05:00.44 ID:dvH6gEG70
何故か。

やっべえ。

今更気付いた。
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26: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/01(木) 13:05:33.39 ID:dvH6gEG70
京介「……桐乃」

呟いても、返事をする奴は今居ない。 虚しく、部屋の中にその声は消えて行く。

なんだよ、くそ。
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27: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/01(木) 13:06:53.98 ID:dvH6gEG70
……時刻は22時。 いつの間にか、俺は桐乃に電話を掛けていた。

コール音一回目。 あいつはやはり、すぐに電話に出る。

京介「……桐乃か?」
以下略



28: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/01(木) 13:07:28.42 ID:dvH6gEG70
京介「わ、わりい。 なんていうか……な」

「え〜? もしかしてあたしの声聞きたかったとかぁ? ひひ。 シスコン」

京介「……そうだよ。 お前の声が聞きたかった」
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29: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/01(木) 13:07:56.90 ID:dvH6gEG70
京介「な、なんだよ?」

「あ、あたし……今、チョー忙しいところを時間作って、少しなら話せるようにしたんですケドぉ」

「なのにもう切るとかぁ〜。 マジで言ってるの〜?」
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30: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/01(木) 13:08:23.46 ID:dvH6gEG70
な、なんだ……一人でなんか盛り上がってるな、こいつ。

京介「で、そっちはどうよ? 楽しいか?」

「……まぁまぁかな? でもまだ家でエロゲーやってた方がマシかも」
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31: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/01(木) 13:08:51.78 ID:dvH6gEG70
京介「行ったことがある場所とか?」

「そうじゃないケド……」

京介「見たい物が無かった、とか?」
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32: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/01(木) 13:09:17.65 ID:dvH6gEG70
京介「ふうん? じゃあ帰ってきたら桐乃の好きな場所行こうぜ。 一緒に」

「お! ほんとに!? じゃーあ……ハワイ行きたいなぁ」

京介「ハワイアンズくらいなら……」
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33: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/01(木) 13:09:45.97 ID:dvH6gEG70
京介「おう。 じゃ、気をつけて帰って来いよ」

「はいはい。 あんたはいっつも心配しすぎ」

京介「仕方ねーだろ。 妹の心配しない兄貴なんていねーし、彼女の心配しない彼氏もいねーんだよ」
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