過去ログ - 京介「おかえり」 桐乃「ただいま」
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31: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/01(木) 13:08:51.78 ID:dvH6gEG70
京介「行ったことがある場所とか?」
「そうじゃないケド……」
京介「見たい物が無かった、とか?」
32: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/01(木) 13:09:17.65 ID:dvH6gEG70
京介「ふうん? じゃあ帰ってきたら桐乃の好きな場所行こうぜ。 一緒に」
「お! ほんとに!? じゃーあ……ハワイ行きたいなぁ」
京介「ハワイアンズくらいなら……」
33: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/01(木) 13:09:45.97 ID:dvH6gEG70
京介「おう。 じゃ、気をつけて帰って来いよ」
「はいはい。 あんたはいっつも心配しすぎ」
京介「仕方ねーだろ。 妹の心配しない兄貴なんていねーし、彼女の心配しない彼氏もいねーんだよ」
34: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/01(木) 13:10:13.64 ID:dvH6gEG70
他愛も無い話で笑って、驚いて、時には少し恥ずかしくて。
そんな話をしている最中が、この二日間では一番楽しかった。 少なくとも、俺にとっては。
京介「そういや、明日って何時にこっち着くの? 場所は学校だっけか」
35: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/01(木) 13:10:40.18 ID:dvH6gEG70
京介「でもなぁ……」
「じゃあさ、また二人で作ろうよ。 ね?」
京介「……それなら別にいいけどよ」
36: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/01(木) 13:11:12.23 ID:dvH6gEG70
言われ、時計に目を移すと既に時刻は23時。 1時間も電話してたのか。 全く気付かなかった。
てか、こいつは超忙しいとか言ってなかったっけ。
京介「そかそか。 そりゃあ超忙しいだろうな。 へへ」
37: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/01(木) 13:11:41.64 ID:dvH6gEG70
その電話を終える最後の言葉、桐乃の声色は……いつも通りに思えた。 それは俺の気分が戻ったからか、それとも。
それが分からない俺では無いな。 もう。
にしても不思議だよ。 このたった1時間の電話で、俺がさっきまで感じていた不快な気持ちだとかは、全部まとめて吹っ飛んでいったんだぜ。
38: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/01(木) 13:13:03.80 ID:dvH6gEG70
……ぶっちゃけ、桐乃がいないと俺は生きていけんかもしれん。
当然、桐乃にそんな俺のうだうだした想いを言いたくは無いけどな。 冗談で言うことはあるかもしれねえけど。
さて、俺もそろそろ寝るとしよう。
39: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/01(木) 13:13:29.23 ID:dvH6gEG70
電話を終えて、一人。
実は、あたしからも電話を掛けようとしたところに京介から電話があった。 そういうワケで、今は泊まっている旅館の休憩所的なところに来ているんだケド。
先生に見つかったら、多分怒られるだろうなぁ。 でも、そんなことはどうでも良かったりする。
40: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/01(木) 13:13:57.21 ID:dvH6gEG70
あたしは片手で持っていたスマホを抱き締めるようにして、少し大きめのソファーの上に寝転がる。
桐乃「……なんか、久し振りに緊張したかも」
てゆうか、あたしってどれだけ京介のことが好きなのだろうか?
41: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/01(木) 13:14:25.07 ID:dvH6gEG70
エロゲーも、友達も、モデルの仕事も、色々な趣味も。
どれも大切だけど、京介のことは、そのどれよりも大切で。 どれよりも好きで。
桐乃「……な、なに考えてるんだろ。 あたし」
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