過去ログ - 京介「おかえり」 桐乃「ただいま」
↓ 1- 覧 板 20
453: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/09(金) 14:40:39.64 ID:pLcKhaJT0
桐乃「なにー?」
「これ、調味料とかどこにあんの?」
……だから任せられないんだっての。 全く。
454: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/09(金) 14:41:10.59 ID:pLcKhaJT0
それから、京介が作ってくれたおかゆを食べて。
少しの雑談をして。
やがて、京介は言った。
455: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/09(金) 14:41:39.99 ID:pLcKhaJT0
京介「ん? 言ってなかったっけ。 黒猫と遊ぶんだよ、今日」
黒猫と遊ぶ? そんなの、何も聞いてないんだけど。
桐乃「そ、そうだったんだ。 でも言ってくれたって良いじゃん。 てゆうか言いなさいよ」
456: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/09(金) 14:42:11.15 ID:pLcKhaJT0
……あれ? 今、何て言った?
桐乃「なに? それ」
京介「言葉のまんまの意味だが……俺が、黒猫と今日デートの予定だってことだよ」
457:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/09(金) 14:42:23.07 ID:1NP4ZGaWo
きりりん規制解除まだかな
458: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/09(金) 14:43:15.09 ID:pLcKhaJT0
桐乃「……ね、ねえ。 あたしと京介って、どんな関係だっけ」
やっと絞り出したその質問。 恐る恐るで、聞いた質問。
それに答える京介は、やはり平然としていて。
459: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/09(金) 14:43:47.56 ID:pLcKhaJT0
もし、もしこれが京介の冗談だとしたら。
あたしは多分、京介を殴ってしまうだろう。
でも、京介の言葉からはどこからもそんな様子は窺えず、嘘偽り無い本音ということがあたしには分かってしまう。
460: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/09(金) 14:44:15.52 ID:pLcKhaJT0
京介が去ってからしばらく、あたしはその場に座り込んでいた。
なんとなく、分かっていたのかな。
何かおかしいって。 嫌な夢でも見ている気分で、だけど意識ははっきりとしていて。
461: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/09(金) 14:44:53.47 ID:pLcKhaJT0
何が起こってるのか全く分からない。 ただただ、気分が悪い。
分かっているのは一つだけ。 あたしが今、泣いていて。 その涙はどうしても止められないということだけだ。
桐乃「……これからどーしよ」
462: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/09(金) 14:45:25.75 ID:pLcKhaJT0
あたし的にはこんなのは夢だと思うしかないんだけど。 いつになっても覚める気配が無い。 これじゃあまるで、別の世界に来たみたいだ。
桐乃「あいつだったら、どうするんだろ」
こんな信じられない状況になったとして、あいつだったら。
463: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/09(金) 14:46:02.91 ID:pLcKhaJT0
でも、今のあいつだったら。
……そんなの、決まってるか。
桐乃「……ムカつく。 ムカつくムカつく。 むっかつく!! なにあたしを放置して黒いのと付き合ってるとか言っちゃってんの! 信じられない! サイテー!!」
1002Res/362.09 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。