過去ログ - 京介「おかえり」 桐乃「ただいま」
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461: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/09(金) 14:44:53.47 ID:pLcKhaJT0
何が起こってるのか全く分からない。 ただただ、気分が悪い。
分かっているのは一つだけ。 あたしが今、泣いていて。 その涙はどうしても止められないということだけだ。
桐乃「……これからどーしよ」
462: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/09(金) 14:45:25.75 ID:pLcKhaJT0
あたし的にはこんなのは夢だと思うしかないんだけど。 いつになっても覚める気配が無い。 これじゃあまるで、別の世界に来たみたいだ。
桐乃「あいつだったら、どうするんだろ」
こんな信じられない状況になったとして、あいつだったら。
463: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/09(金) 14:46:02.91 ID:pLcKhaJT0
でも、今のあいつだったら。
……そんなの、決まってるか。
桐乃「……ムカつく。 ムカつくムカつく。 むっかつく!! なにあたしを放置して黒いのと付き合ってるとか言っちゃってんの! 信じられない! サイテー!!」
464: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/09(金) 14:46:38.44 ID:pLcKhaJT0
あたしがまず、最初にしたこと。
桐乃「沙織? いきなりごめんね」
「きりりん氏ではござらんか。 どういったご用件で?」
465: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/09(金) 14:47:05.13 ID:pLcKhaJT0
我ながら、かなり大胆な切り出し方だと思う。 ぶっちゃけ病院に連れて行かれてもおかしくなくない?
「おお……拙者の知らぬところでそんな一大事が……。 ええっと、拙者ときりりん氏の運命の出会いの話でしたな」
それから沙織が語りだした事は、あたしが全て知っていることだった。 オフ会で会って、意気投合して。 といった感じ。
466: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/09(金) 14:47:31.73 ID:pLcKhaJT0
「……きりりん氏。 まだ京介氏のことが?」
「ああ、いえ。 野暮でしたな。 あのお二人が仲良くなったのは……」
「そうですなぁ。 京介氏が高校を卒業して、きりりん氏が中学を卒業して、その後のことですな」
467: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/09(金) 14:48:46.20 ID:pLcKhaJT0
……なんとなく、状況は分かってきた。
あたしは京介とは普通の兄妹で、京介は黒猫と付き合っている。
それが今から一年ほど前のことらしい。 つまり、京介と普通の兄妹に戻る。 という約束をして、それがそのまま叶ったということだ。
468: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/09(金) 14:49:49.09 ID:pLcKhaJT0
でも、そんなことを考え続けても状況は変わらない。 普通の兄妹に戻って、その兄に対してあたしは未だに恋愛しちゃってる。
そんで、兄はそれを切り抜けて、あたしとの約束を成し遂げた。 ということだよね。
……ふん。 上等だっての。
469: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/09(金) 14:50:21.14 ID:pLcKhaJT0
京介「どうした? 急に呼び出して。 つうか具合は大丈夫なのか?」
……変わらないなぁ。 デート中だったはずなのに、妹の為にそれを途中で終わらせるだなんて。
黒猫じゃなかったら、とっくに振られてるよ、あんた。
470: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/09(金) 14:50:53.38 ID:pLcKhaJT0
京介「そか。 また人生相談か?」
桐乃「ちょっと違うかな……。 うん」
京介「ふうん? ま、良いぜ。 聞くよ」
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