過去ログ - 京介「おかえり」 桐乃「ただいま」
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497: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/10(土) 13:05:29.34 ID:UXHW0AGS0
京介「ふむ……ああ。 そういうことか」
桐乃「なによ。 一人で納得されても困るんですケドぉ」
京介「要はあれだろ? 俺が黒猫とか沙織と話すのが嫌だから、桐乃しか話せない家に居ろって言いたいんだよな?」
498: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/10(土) 13:05:56.43 ID:UXHW0AGS0
……でも確かに桐乃の言うとおりではあるからな、そうでも無いのか?
京介「……どうだろうな?」
が、俺は敢えてそう言った。
499: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/10(土) 13:06:23.66 ID:UXHW0AGS0
京介「んな不安そうにすんなよ。 お前の言うとおりだっつうの」
俺は言い、桐乃の頭の上に手を置く。
桐乃「……知ってるし」
500: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/10(土) 13:08:04.39 ID:UXHW0AGS0
桐乃「……チッ」
この舌打ちでさえ、最早可愛いの領域だよなぁ。 ったく、昔の俺はこんな奴が近くに居たのに、何をしてたんだか。
そんなことを考えながら横を見ると、桐乃は頬を少し赤く染め、むすっとした顔付き。
501: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/10(土) 13:08:32.11 ID:UXHW0AGS0
京介「そーいや、ぶり返さないように気をつけろよ? 一応、病み上がりなんだしさ」
桐乃「大丈夫大丈夫。 もう完璧だって」
京介「……馬鹿は風邪を引かないってこと?」
502: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/10(土) 13:09:29.63 ID:UXHW0AGS0
京介「はは……まさか」
桐乃「てゆうか、逆でしょ。 京介が風邪を引かないのはそれが原因だと思うケドぉ」
京介「……前に引いたろ。 お前が看病してくれた時」
503: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/10(土) 13:09:56.13 ID:UXHW0AGS0
京介「それならそれでいいよ」
俺はそれが面白く、笑いながらそう言った後、続ける。
京介「……ああ、それでさ」
504: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/10(土) 13:10:24.57 ID:UXHW0AGS0
……嫌そうな顔するんじゃねえ! お前がくれた物だろうがよ!
京介「あれな。 今、使わせて貰う」
俺は桐乃に告げると、財布からその紙切れを取り出す。
505: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/10(土) 13:10:53.54 ID:UXHW0AGS0
京介「……例えば?」
桐乃「その……アレをアレしろとか。 そういう系」
ジェスチャーを付けるな! 見ている俺が恥ずかしいだろ!
506: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/10(土) 13:11:24.49 ID:UXHW0AGS0
京介「えっとな、じゃあ」
俺はその紙を桐乃に渡し、言う。
京介「桐乃の場合、言っておかないと分かってないかもしれないから、言っとく」
507: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/10(土) 13:11:51.54 ID:UXHW0AGS0
俺が言うと、桐乃は驚いたような……嬉しいような、そんなのが混ざった様な顔をしていた。
京介「……聞いてくれるか? この命令……っつうか、約束っつうか」
桐乃「……あんたのことだから、どうせ「コスプレしてくれ」とか「一日敬語で話してくれ」とかゆうのかと思った」
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