過去ログ - 京介「おかえり」 桐乃「ただいま」
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592: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/12(月) 13:41:31.90 ID:lqFxGtDE0
京介「なんか、懐かしいなぁ」

桐乃「そんな時間経ってなくなーい? おじさん臭いこと言わないでよ」

展望台から夜景を眺めながら、俺と桐乃は話す。
以下略



593: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/12(月) 13:41:57.21 ID:lqFxGtDE0
桐乃「あっそ。 じゃあ正直にゆーケドぉ」

桐乃「なんてゆうか、二回目になると感動薄いかも」

……大分正直に言ったな、こいつ。 まあ俺も感じていたことではあるが。
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594:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/12(月) 13:42:46.06 ID:fz1eM6Jno
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595: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/12(月) 13:42:50.19 ID:lqFxGtDE0
桐乃「でも、あんまりショックじゃないんだね。 そんな風な顔してるケド」

そうだな。 それは桐乃の言うとおりだ。 俺はそう言われて、あまり残念だとか、悲しいだとか、そういう気分にはならなかったから。

京介「まあ、もしかしたらって言うか、俺もそう思ってたしなぁ」
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596: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/12(月) 13:43:30.63 ID:lqFxGtDE0
感謝要素が随分と沢山あるんだな。 愉快な奴だぜ。

京介「ありがたき幸せです。 桐乃様」

桐乃「……京介、やっぱりマゾでしょ?」
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597: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/12(月) 13:44:37.81 ID:lqFxGtDE0
京介「んー。 秘密」

桐乃「植物園とか行ったらマジ怒るから」

京介「……さすがの俺でも、あれは無いと思ってるからな」
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598: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/12(月) 13:45:05.37 ID:lqFxGtDE0
桐乃「ちょ、どこ行くの? エレベーターあっちなんですケドぉ」

京介「良いから良いから。 付いて来いって」

桐乃「もう飽きたってのー」
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599: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/12(月) 13:45:31.52 ID:lqFxGtDE0
予約をしていたのもあり、すんなりと席まで案内される。 夜景が見渡せる席。 晴れのおかげもあり、クリスマスのおかげもあり、普段よりは輝いている町の景色が見渡せる。

桐乃はこのレストランに入ってからはずっと無言で、それが少しだけ怖く、俺はこうして桐乃と対面して座るまでこいつの表情を見ていなかった。

桐乃の正面に座って、こいつの顔を見て、俺はようやく口を開く。
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600: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/12(月) 13:45:59.25 ID:lqFxGtDE0
京介「最初に言ったろ。 サプライズなんだから言ったら意味ねーって。 で、桐乃はこういうの好きかなって思ったんだけど、どうだ?」

桐乃「……ウソみたいだけど、ホントなんだよね」

桐乃「折角だし、正直にゆうケド」
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601: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/12(月) 13:46:25.44 ID:lqFxGtDE0
そんな顔を見るだけで、俺はこう思わされる。

やっぱり、俺はこいつが好きなんだなって。 妹としても、恋愛対象としても、好きなんだなって。

京介「そうか。 はは、そりゃ良かったぜ」
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