過去ログ - 京介「おかえり」 桐乃「ただいま」
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713: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/14(水) 13:42:50.71 ID:+HZlmNrm0
京介「分かったよ……で、どんな写真撮ればいいの?」

桐乃「ヒミツ。 とりあえず準備してよ」

京介「……準備?」
以下略



714: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/14(水) 13:43:18.61 ID:+HZlmNrm0
桐乃「うん。 じゃあ、ほら」

桐乃は言い、俺に向けて両手を差し出す。

……つまり、抱っこしろってことだよな。 普通に考えたら。
以下略



715: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/14(水) 13:43:45.06 ID:+HZlmNrm0
京介「これで良いか?」

桐乃「ひひ。 おっけおっけ。 あんま時間無いから、ちゃんとカメラの方向いてね」

京介「へいへい」
以下略



716: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/14(水) 13:44:11.37 ID:+HZlmNrm0
桐乃「これが最後の指示ね。 はい」

そう言われ、桐乃の方に視線を移すと、目を瞑り、ほんの少し笑っている桐乃の顔が見える。

……ああ、はいはい。 そういうことかよ。
以下略



717: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/14(水) 13:44:37.51 ID:+HZlmNrm0
京介「……満足か?」

写真撮影が終わり、桐乃を布団に降ろしながら俺は聞いた。 桐乃は未だに目を瞑ったまま、口を開く。

桐乃「ぜんぜーん。 あたしが満足したと思う?」
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718: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/14(水) 13:45:44.61 ID:+HZlmNrm0
桐乃「……でも、冬コミいけないのは残念かなぁ」

京介「つっても三日間あるだろ? それまでに治せばいいだろ」

桐乃「そーじゃなくて。 黒いのが出るのって一日目っしょ。 それに行けないのがちょっと残念」
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719: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/14(水) 13:46:15.65 ID:+HZlmNrm0
その日はそうして、桐乃と少しの話をしながら過ごした。

それが起きたのは次の日の朝早くで、俺が桐乃の分の朝飯を作っているときのことだ。

時刻は6時。 桐乃がいつ起きても良い様に、早めに起床したというわけ。
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720: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/14(水) 13:47:03.34 ID:+HZlmNrm0
京介「もしもし?」

「良かった……起きてたでござるか。 京介氏」

どこか慌てた様子で、沙織らしからぬその様子に、少しだけ胸が騒ぐ。
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721: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/14(水) 13:47:41.93 ID:+HZlmNrm0
「拙者は今日、黒猫氏と一緒にサークル参加だったのでござるが……」

「……サークルで参加の際は、サークル参加証という物が必要なのです。 それを忘れてしまいまして」

京介「おいおい……ってことは、参加できねえのか?」
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722: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/14(水) 13:48:11.96 ID:+HZlmNrm0
俺がそう聞くと、電話からはしばらく何も聞こえない。

京介「おい? 沙織?」

「……」
以下略



723: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/14(水) 13:49:12.78 ID:+HZlmNrm0
京介「……そういうことか」

普段なら、絶対に持って行ってやるよ。 友達だもんな。

俺にとっちゃそれが当たり前だし、困ってる時に何もしないなんてことは出来ないだろうさ。
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