過去ログ - 京介「おかえり」 桐乃「ただいま」
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907: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/17(土) 18:05:06.88 ID:ASt53XOW0
それから数十分待ち、やがて沙織達が料理を運んでくる。 なんか、俺すっげー良い気分なんだけど! 階級が上がった気がするぜ。 へへ。
桐乃「なにボーっと座ってんの。 運ぶのくらい手伝えっての」
……お前いっつも家じゃ「京介は座ってて良いよ。 あたし持ってくるから」って言うじゃねえかよ! なんで友達の前だとそんな当たりキツイわけ!?
908: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/17(土) 18:06:47.22 ID:ASt53XOW0
京介「いって! 足踏むんじゃねえよ!」
桐乃「え〜? だってぇ、京介踏んで欲しそうな顔してたしぃ」
京介「どんな顔だ!?」
909: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/17(土) 18:07:20.55 ID:ASt53XOW0
そんな光景にため息をつきながら、キッチンに置かれている料理を運ぶ。 ひたすら。
沙織「ごめんなさい、京介さん。 わたくしたちだけでは運びきれなかったので」
そこに居た沙織は、先程から忙しなく料理を運ぶ俺に向けて言う。 一番のお嬢様が一番の優しさだよ、ほんと。
910: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/17(土) 18:07:48.20 ID:ASt53XOW0
沙織「わたくし、自宅に本を忘れてきてしまいましたの。 急に読みたくなったので、取ってきてください」
京介「……外、雪降ってるけど」
沙織「ええ」
911: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/17(土) 18:08:17.03 ID:ASt53XOW0
京介「いただきます」
ようやく運び終わり、待ちに待った食事。
さすがに四人ともなると賑やかで、なんだか少し、懐かしかった。
912: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/17(土) 18:09:50.38 ID:ASt53XOW0
桐乃「そーいえば、黒猫って和食系得意だったよね。 よくそんなの作れるね?」
黒猫「難しい料理では無いわよ。 手間は確かにかかるけれど……火加減さえ気を付ければ、誰でも作れるわ」
桐乃「へぇ〜。 んじゃさ、今度教えてよ。 あたしも作ってみたい」
913: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/17(土) 18:10:20.23 ID:ASt53XOW0
京介「……あ」
京介「これって、お前が作ったのか?」
俺は言いながら、桐乃の方に顔を向ける。
914: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/17(土) 18:10:55.26 ID:ASt53XOW0
そんな一連の流れを見ていた黒猫が口を開く。
黒猫「前から思っていたのだけど、あなた達は定期的にイチャイチャしないと死ぬ呪いにでもかかっているのかしら?」
桐乃「どこがよっ! ベツにイチャイチャなんてしてないでしょ!」
915: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/17(土) 18:11:21.62 ID:ASt53XOW0
黒猫「まず一つ目。 あなた達、全体的に距離が近すぎるのよ」
京介「……そうか?」
俺は言いながら、すぐ隣に座る桐乃に顔を向ける。
916: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/17(土) 18:11:47.56 ID:ASt53XOW0
京介「いやしてねーけど!?」
自然と嘘を付くのはやめてもらいたい。 ていうかどっちかと言ったら、お前の方から手繋いできたじゃねえか。
黒猫「……ああ、分かったわ!」
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