過去ログ - 京介「おかえり」 桐乃「ただいま」
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968: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/18(日) 11:37:17.34 ID:px5GbtGY0
俺は渋々ながらも言った。 もう、隠すのにも限界は近そうだし、何よりこいつに悩んで欲しくは無いから。
桐乃「……良いの? あたしも一緒に行って」
京介「当たり前だろ。 つうか、元々その予定だったし」
969: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/18(日) 11:37:43.99 ID:px5GbtGY0
桐乃「で、これどこに向かってるワケ?」
京介「まーまー。 もうすぐだからよ」
助手席に座る桐乃に言い、俺は目的地へと向かう。
970: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/18(日) 11:38:09.13 ID:px5GbtGY0
そんなことを考えている内に、目的地へと到着。
少し開けた場所にある駐車場に車を止め、桐乃に降りるよう伝える。
京介「着いたぜ、桐乃」
971: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/18(日) 11:38:38.43 ID:px5GbtGY0
桐乃「……目隠し?」
京介「おう」
桐乃「ま、まさかあんた……あたしにエロいことする気!? こんな山奥で!?」
972: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/18(日) 11:39:15.95 ID:px5GbtGY0
桐乃の声は先ほどよりも小さく、視界が塞がれているのが恐らくは怖いのだろう。
俺は心の中で桐乃に謝り、手を引いて歩き出す。 桐乃が転ばないように気を使いながら。
そして歩くこと数分。 その場所へと到着した。
973: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/18(日) 11:39:41.91 ID:px5GbtGY0
桐乃「ちょっと、京介?」
聞いてくる桐乃に向け、俺は上を指差した。
桐乃「……?」
974: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/18(日) 11:40:08.00 ID:px5GbtGY0
京介「ずっと良い場所探しててさ、心配掛けてたら悪かったな。 付き合ってからもう一年になるし、その記念でお前に見せたかったんだ」
桐乃「……ばか。 心配なんてしてないっつの」
京介「へへ。 そうかい」
975: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/18(日) 11:40:34.67 ID:px5GbtGY0
桐乃は笑顔で星空を眺める。 その横顔は、とても綺麗な物だった。
桐乃「長かったね」
京介「この一年が、か?」
976: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/18(日) 11:41:01.12 ID:px5GbtGY0
桐乃「今まで生きてきた中でさ、この一年が一番楽しかったよ。 あたしは」
笑顔でそれは反則だぜ。 今度、やってはいけないことを取り決めた方が良さそうだ。 じゃないと俺が死ぬ。
京介「ありがとよ、桐乃。 夏にも来ような」
977: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/18(日) 11:41:27.41 ID:px5GbtGY0
桐乃「ちょっと期待してたケド、本当にそんなの持ってきてたんだ」
言いながらも、何故か不満そうな顔付きをしているな、こいつ。
京介「なんか怒ってるか? お前」
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