過去ログ - 文月瑠衣「水着かぁー……」【AKIBA'S TRIP】 -SS速報VIP

過去ログ - 文月瑠衣「水着かぁー……」【AKIBA'S TRIP】

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1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/31(水) 18:58:01.20 ID:N98n5bUS0
瑠衣「一度でいいから……。着てみたいな……」

きっかけは、きっと……。
彼女の、この一言だったに違いない。

SSWiki : ss.vip2ch.com

2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/31(水) 18:59:07.13 ID:N98n5bUS0
※『AKIBA'S TRIP』というＰＳＰゲームのＳＳです。
共存ルートクリア後のとある日常風景※

初見のかたへ

3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/31(水) 18:59:57.86 ID:pG4P7fwc0
なにこれ超期待

4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/31(水) 19:00:41.51 ID:mQtudz3do
懐かしすぎる

5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/31(水) 19:06:28.40 ID:N98n5bUS0
　――夏。
　いたるところでセミが鳴き始め
これから先、うだるような暑さが続くんだろうな……と
嫌でも感じさせられるようなある日のこと。

6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/31(水) 19:09:11.25 ID:N98n5bUS0
もちろん、本といっても……情報誌や小説といった類の本ではない。
とあるエロゲーの原画家のイラスト集である。
夏らしく、版権物やオリジナルキャラの二次元の美少女の
水着姿のイラストが描かれている。

7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/31(水) 19:10:51.73 ID:N98n5bUS0
ノブ「いやいや。何をおっしゃいますか」

　ノブ君はニヤリとして、

ノブ「その次のページからが凄いんだよ」

8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/31(水) 19:12:04.28 ID:N98n5bUS0
　だが、まぁ……しかし。
全部見えているよりは微妙に見えないっていう方がそそるのも確かで。

ナナシ「ふむ、素晴らしい」

9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/31(水) 19:15:44.72 ID:N98n5bUS0
「ねぇ？　なにしてるのー？」

ナナシ「おわっ！？」

　急に後ろから声をかけられ、驚きのあまり

10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/31(水) 19:17:28.86 ID:N98n5bUS0
　気持ち短めのスカートに、
夏であるにも関わらず、長袖のパーカーという装い。
　華奢な体に、見惚れるほどの色白い肌。
　僅かに吹くクーラーの風にすら靡くほどの
サラサラした黒のロングヘアーが印象的な少女。

11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/31(水) 19:18:45.59 ID:N98n5bUS0
ナナシ「るっ……瑠衣！？　い、いつの間に？」

瑠衣「えっ？　い、今だけど……」

瑠衣「ちゃんと、お邪魔しますって言ったんだけど

12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/31(水) 19:19:55.18 ID:N98n5bUS0
鈴「全く……！　ナナシさんは瑠衣ちゃんの将来のお婿さんなんだから
もっとしっかりしてくださいよ！」

瑠衣「ちょっと、鈴……！　やめてよ！
まだ……お婿さん……とか……そんなじゃ……」

13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/31(水) 19:22:19.41 ID:N98n5bUS0
瑠衣「ところでさ、なにしてたのかな？」

ナナシ「……！　あ、いや……。たいしたことじゃないよ」

　声をかけられ、先ほど床に落としたイラスト集を慌てて拾おうとする

14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/31(水) 19:24:06.45 ID:N98n5bUS0
瑠衣「なになに？」

　鈴の反応をみて、瑠衣も本を覗き込む
　……彼女の色白の顔が見る見るうちに真っ赤に染まっていく。
まぁ、ね。

15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/31(水) 19:25:18.25 ID:N98n5bUS0
鈴「男の人って、最低です！！」

　鈴は同人誌を床に叩きつけながら吐きすてた。

ノブ「ああ！　俺の至高の一品がー！」

16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/31(水) 19:27:06.00 ID:N98n5bUS0
瑠衣「ねぇナナシ……。
キミも……やっぱり……ああいうのが好き……なのかな？」

　彼女は自分の胸に手をあて、それを上に持ち上げながら

17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/31(水) 19:29:19.96 ID:N98n5bUS0
　いや、そんなこと自信満々に言うのはどうかと思うが。　
　……それはそれとして。

ナナシ「へぇ。＜規制音＞センチなのか」

18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/31(水) 19:31:08.93 ID:N98n5bUS0
瑠衣「少し……黙ろう？」

鈴「ぁ」

　瑠衣から発せられているオーラに威圧され

19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/31(水) 19:33:13.76 ID:N98n5bUS0
瑠衣「……でも」

　フッとオーラが消え、いつもの女の子らしい表情に戻った瑠衣が続ける。

瑠衣「水着かぁー……」

20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/31(水) 19:35:37.00 ID:N98n5bUS0
瑠衣「……ナナシは、私の水着姿……見たい？」

　もしスポーツ界に、首振り世界選手権というものがあれば
世界記録を樹立しそうな速さで首を縦に振る。

21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/31(水) 19:37:24.07 ID:N98n5bUS0
瑠衣「一度でいいから……、着てみたいな……。
みんなと一緒に、海で遊んでみたい」

　そこまで言うと
彼女は自傷気味の笑顔を浮かべて

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