過去ログ - 八幡「だから…………さよならだ、由比ヶ浜結衣」
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129: ◆QiIiNKb9jA[saga]
2013/08/07(水) 22:11:13.06 ID:1jG+FfZy0
「そ……それで……とりあえずこのメールは……どうするの?へ、返信……する?」

黙ってしまった二人に代わって口を開く由比ヶ浜。

「……いや、たぶんそんなことをしても無駄だろう。その前に噂になっている本人が否定している筈だから」

否定している筈、だよな。……そうであると言ってくれよ、雪ノ下。当の本人は黙ったままなので俺は話を続ける。

「それでもまだこんなことをしているということは、送った本人の中で勝手に事実が積み上げられているんだろう」

「お、思い込みが激しいとかそういうこと?」

「まぁ、そんな感じだろうな」

「じゃ、じゃあ……このまま……何もしないの?」

「まぁ……時間の流れに任せて噂が風化するのもひとつの手ではあるんだろうな。でも、それは嫌だろう?雪ノ下」

彼女は顔を窓の外の方に向けたまま、何も言わずにただ頷いた。

「噂を否定する方法なら他にもある。すぐに終わることだから、俺に任せてくれないか?」

「え?で、でも……」

由比ヶ浜が俺と雪ノ下の方を交互に見ながら不安そうな顔で何か言いかけるので、俺はそれを遮る。

「これは由比ヶ浜や雪ノ下が事前にやり方を知っていると意味がないんだ。だから……」




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