過去ログ - 八幡「だから…………さよならだ、由比ヶ浜結衣」
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◆QiIiNKb9jA
[saga]
2013/08/09(金) 09:33:41.91 ID:DhAdM5VR0
「それにこれは俺が勝手にやることだから、比企谷のためとは言っても君に直接何か関係あるわけじゃない。所詮
は自己満足に過ぎないことは承知している。だから、ただ君は俺の行動を見ていてくれればそれでいい。明日の部活
終わりの時間、君も昇降口にいてくれ」
「えっ?俺はまだ……」
一方的に告げられた待ち合わせに俺が口を挟もうとしたが、葉山はもう向き直って扉の前まで戻ってきた。こちらが
続ける前に彼がまた口を開く。白い歯を見せ爽やかな笑顔でこう言う。
「あとそうだ…………君は君でいい加減に他人から好かれる覚悟をすべきだと思うよ」
ただ呆然とする俺をそのまま残して葉山は扉を開けて階段を下りていってしまった。
「随分とまぁ…………好き勝手に言いやがって……葉山の奴……」
相変わらず寒風の吹く音で扉がガタガタと揺れていたが、その空は曇ってはいなかった。
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