過去ログ - 八幡「だから…………さよならだ、由比ヶ浜結衣」
1- 20
177: ◆QiIiNKb9jA[saga]
2013/08/12(月) 00:35:54.83 ID:fbYqBXpR0
「…………あんまり女子を待たせるもんじゃないよ」

「そうならないように努める」

「そ。…………じゃあさよなら」

「さ、さよなら……」

あきれたような表情の川崎は俺が挨拶を返す前にもう振り返ってしまい、さっさと扉を開けて足早に階段を下りていって

しまった。……思ってもみなかった人間に、着々と退路を断たれていっているような気がする。もうこれ以上人に会い

たくないな。まだこれから葉山に会いに行かなきゃいけないのに。ため息が出て、しばらくして俺は屋上を後にした。



一度誰もいない教室に戻り、あいている時間を適当に宿題などをやりながらやり過ごして部活が終わる時刻を待つ。そう

いえば、もう少ししたら期末試験だな。試験準備期間に入りさえすれば、部活にも行かずに済むんだが。学校の試験を

待ちわびるなんて俺の頭も相当イカれてきていると感じる。葉山みたいにイカしてればいいんだが。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
937Res/580.45 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice