過去ログ - 八幡「だから…………さよならだ、由比ヶ浜結衣」
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267: ◆QiIiNKb9jA[saga]
2013/08/20(火) 19:41:33.80 ID:2PQsvWzg0
「で、何の用事だよ」

「あ……その……もしよければ……途中まで一緒に帰らない?」

「嫌だ」

「え……?」

自分でも思ってたより語気が強くなったせいか、由比ヶ浜はびくっとしてからオドオドし始めた。い、いや……そんな

大した理由でもないんですけど…………でも口から出たのはもっと即物的なことだった。

「いや一緒に帰るって……俺チャリでお前バスだろ?別に今日俺がバス乗る理由ないし…………」

「あ、あたしが乗るバス停ずらすだけだから。ヒッキーはそのまま自転車でいいよ」

「お前そんなことして道わかるのか?」

「えっ?……もうヒッキー、あたしのことバカにし過ぎだから!真っ直ぐな道くらいわかるから!」

由比ヶ浜は眉をひそめながらそう言った後、ぷいっと横を向いてしまった。


いや、それはそれは失礼いたしました。何せ同じ部活にちょっと方向に怪しい人物がいたものですから…………しかし

先に断る理由を言ったのはまずかったな。こう答えられてしまっては俺からは拒否するのが…………他にも心配事が

ないわけでもないし。……とりあえず校門までなら偶然も装えるだろう。承諾の返事もしないまま俺は次の言葉を言う。

「悪かったよ。俺これからチャリ取りに行くから……」

「あ、あたしも行く……」


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