過去ログ - 八幡「だから…………さよならだ、由比ヶ浜結衣」
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◆QiIiNKb9jA
[saga]
2013/08/27(火) 01:02:35.18 ID:pCUidH1j0
俺が由比ヶ浜に告白するのを決心……いや、戸塚に決心させられた翌日の昼休み、俺は雪ノ下の居場所を探すべく廊下を
歩いていた。普段は由比ヶ浜とお昼を一緒に食べているはずだから、奉仕部の部室にいるはずだ。放課後に行けば部活に
参加させられることになってしまうだろうし、他の休み時間にJ組の教室に行くのもなんだか気が引けた。俺と雪ノ下の
噂が葉山によって解消されたとはいっても、わざわざ危ない橋を渡ることもあるまい。由比ヶ浜を使って雪ノ下を呼び出
すというのも何かやり方が間違っている気がしたのでやめておいた。何より、このタイミングでメールや電話などしたら
間違いなく俺との約束の話に触れられてしまうだろうし…………。
そういうわけで奉仕部の部室に着いたのはいいのだが、ノックをしても返事がない。部屋の電気は点いているから、誰か
いると思ったのに。しかし雪ノ下はすぐ返事をしないときがあるんだったな。まぁ、とりあえず開けてみるか。ガラッと
という音とともに扉を開けるが、部屋の中には誰もいなかった。窓の脇の机に雪ノ下の手提げがあるということは、ここ
で食べる予定はあるということか。ここで待っていれば確実に彼女は来る。しかし俺はここでお昼を食べる予定はなかっ
たので、自分の分は教室に置いてきたままだ。もしもずっとこのままここに来なかったとしたら…………というよりは、
まだ俺の心の中で雪ノ下と会うことに準備ができていなかったせいもあるんだろうが…………俺はまたF組の教室に戻る
ことにした。
特別棟からの渡り廊下を歩いていると、褐色のコート姿が目に入る。思わず方向転換するが、もう遅い。俺の姿を見るや
いなや指ぬきグローブをした右手の人差し指をこちらにビシッと向けられる。
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